マガリケムシヒキ

ムシヒキアブの仲間が、サザンカの新芽の先端に止まっていた。ムシヒキアブの仲間としては、これまでに、シオヤアブアオメアブを取り上げたことがあるが、それらよりは少し小さめのサイズで、しかも細長くて、お尻がすらりと伸びていることから別の種類と思えた。



(2013/05/13 撮影)

この仲間は、サイズが大きいので、比較的簡単に同定できるものと思ったのだが、調べてみると、意外と似ているものがあって、悩むことになった。いつもの岐阜大学のページで、トラフムシヒキ、マガリケムシヒキ、サキグロムシヒキなどが候補ということなのだろうが、トラフ模様が見えないこと、足の先端の節が黄色いことなどから、マガリケムシヒキらしいように思える。それに、福光村昆虫記に書いてある体長からからすると、マガリケムシヒキが他のものと比べて、やや小さ目であることから、これらしい。


このアブの仲間は、いろいろな昆虫を食べてくれるようだから、畑や植木の害虫などに対しても、大発生を抑えてくれるのならば、頼もしい存在でもある。