センダン2

2010年8月に、路傍百種の200種目としてセンダンを取り上げた。そのときに、次の年には花をつけるのではないかと期待して書いたが、今年になって初めて花をつけてくれた。



(2013/04/09 撮影)

春の新芽が出てきたときから、小さなツボミがついていた。1週間くらい前から、花が咲き始めて、今が満開となってきた。




(2013/05/16 撮影)

いつもの岡山理科大学植物雑学事典によれば、センダンの花は、花弁が5枚に、雄しべは10本が融合しているらしい。雄しべが中央で融合していることはわかるのだが、花びらは5枚が基本なのだろうが、一部の花びらが分岐して5枚より多いものも見られるようだ。

木も大きくなってきて、私の背丈を少し抜くくらいになってきた。今年は、樹冠が広がって木陰が出来るものと期待している。

前にも書いたが、センダンの花は、南方熊楠の思い入れが強かったものである。これからは、花が咲くたびに熊楠のことを思い浮かべることになるだろう。