タロッコ

地元の産直の店で〈タロッコ〉というオレンジを買ってきた。温州みかんより少し大きい程度のものが３個入って250円だった。

（2013/03/23 撮影）
ブラッドオレンジの一種ということで売っていたのだが、皮の赤み、果肉の赤さが、３個とも違っていて、ひとつの果実でも中の袋によって色が違っていた。熟し方の違いなのか、色に関しては中途半端な気がする。たとえは悪いが、歯槽膿漏の歯茎から血が出ているようで、あまり美しくはない。味の方も、オレンジの味はするのだが、あまり味が乗っていないようで、当地方では、栽培方法がまだまだ定まっていないのかも知れない。タロッコで画像検索をしてみても、濃い赤色のものから、黄色いものまでいろいろのようだ。

Wikipedia の〈ブラッドオレンジ〉の項目を見ると、イタリアの品種らしい。イタリアで、シチリアを旅行したときに、食べたような気もするが、あまり記憶が定かではない。赤身のものとしてはグレープフルーツのイメージがあったので、オレンジの風味のする意外なものとして食べたように思う。むしろ、日本のイタリアンレストランで、ブラッドオレンジのジュースなどを飲んで、印象を植え付けられたようだ。

前に、晩白柚のところでも赤身のものを取り上げた。赤身というだけでも珍しさがあるので、栽培方法や風味の点でも落ち着いてきて、美味しいものが出てくることを期待しています。