ケブカクロバエ

このところようやく暖かくなって来たので、虫も出始めたようだ。先に取り上げたサザンカにハエが止まっていたので、取り上げる。




(2013/03/09 撮影)

いつものことながら、ハエの同定は、いい加減なものなので、そのつもりで読んでください。昨年もお世話になっていた岐阜大学のサイト福光村昆虫記を久しぶりに訪れて、それらしきものを探すと、ケブカクロバエのように思える。

今回のものは、翅の翅脈が多少なりとも見えるので、それが理解できそうなところを探してみると、「一寸のハエにも五分の大和魂・改」の掲示板で、図が載っていて、その m1+2 脈が「ヘ」の字に曲がっていると、ニクバエ科、ヤドリバエ科、クロバエ科や、一部のイエバエ科に当たるらしい。こちらの岐阜大学の「ハエ目昆虫の翅脈の比較」でも、いろいろな翅脈の写真が見られる。それで、見た目だけでケブカクロバエと同定したのも、まったくのハズレでもないだろうか。

これで、別に種類の同定が確実になったとは思えないが、まったくとらえどころのないハエの仲間で、少しはとっかかりが見つかったということで、書き留めておく。