ウソ

今年の冬は寒くて、朝起きて庭の散歩をすることもサボってしまったので、生物の観察もほとんどしなかった。部屋の窓から外を眺めているだけだったのだが、先日見慣れない鳥を見つけた。手近のカメラで、窓越しからズームもなにも使うことなく撮ったのが、以下の写真である。



(2013/03/03 撮影)

思いっ切りトリミングをして拡大してみると、これでもそれなりの特徴を示していそうである。鳥の写真が多く載っているサイトで、赤と白黒の模様が混じっていそうなものを探して、ヤマガラなどが候補かと思ったりもしたのだが、どうもしっくり一致しなかった。

妻は、「鳥 首が赤い」で画像検索をして、ウソを見つけてくれた。たまたま、となりの奥さんとウソという名前の鳥がいるということで、話題にもなっていたらしい。

この写真を撮った後には飛び去ってしまったので、じっくり観察することも出来なかったのだが、飛び去るときにはペアでいたようだ。

Wikipedia の〈ウソ〉の項目を見ると、冬に南の方へくるらしい。また、「雄の頬、喉は淡桃色をしているが、雌にはこの淡桃色の部分はない」とのことだから、写真に撮ったのは雄であり、ペアでいた他の個体の模様が違っているように思えたのは、こういうことだったようだ。


一度見たきりなのだが、かなり目立つ鳥なので、次に見ることがあれば、見間違うこともないだろうから、注目して行きたい。