はるか

妻がまた実家のある海南の方へ行って、新しい種類のミカンを買ってきた。今回は〈はるか〉を取り上げる。この手の名前はたくさんあって、〈はるか〉に〈はるみ〉に〈はやか〉と、どれがどういうものか、わからなくなってくる。このブログに書くことで、しっかりと確認しておきたい。






(2013/03/02 撮影)

このミカンを買うに当たって、妻は産直の店で試食をして、意外なほど甘いので、気に入って買ったらしい。8個入って300円だったから、それほど高いものではない。食べてみると、夏みかんのような色をしている割には、たしかに酸っぱさがほとんど無い。むしろ、文旦のような風味がしないでもない。

それで、ネットで調べてみると、Wikipedia の〈はるか〉では、日向夏の自然交雑実生から発見されたらしい。それで〈日向夏〉の項目を見ると、こちらはユズが突然変異したものと考えられているらしい。さらに、日向夏英語版をみると、ユズとポメロの雑種だとも考えられると書いてある。ポメロは文旦の仲間だから、文旦の風味がしたという印象もあながち的外れでないようだ。


以前に食べたミカンの印象を記したメモが残っていて、2008年の3月初めにも食べたことを書いている。そのときにも意外と甘いという印象をもったようだ。それでも、次にもう一度食べてみたい気にはならなかったようで、ほとんど忘れてしまっていた。

写真を撮ろうと眺めていると、お尻の方が出っ張っていることに気がついた。この種類の特徴でもあるらしい。もう忘れることはないだろう。