せとか

先の日曜日に行った産直の店で、〈せとか〉を買った。その産直の店のものとしては、かなり強気の値段がつけられていて、5個入って400円だった。




(2013/02/20 撮影)

せとかの特徴は、濃厚なオレンジの香りと甘みだろうか。あまり濃い味になると、重い感じがするときもあるのだが、今回のものは少し小ぶりだったので、やや薄い味になっていた。

清見」と「アンコール」を掛け合せたものに、さらに「マーコット」を掛けあわせたらしい。アンコールにマーコットという元の品種は食べたことがないのだが、それらが掛け合わされたものは、甘さが濃厚で、それに清見の香りとが、よく混じりあっているようだ。甘みの強いものは、あまり好みではないのだが、このせとかは、売っているのを見ると必ず食べてみたくなる品種である。


せとかを初めて見たのは、5年くらい前になるだろうか。その濃厚な味と香りは、かなり印象的だった。品種登録されたのが、2001年らしいから、まだまだ苗木の成長が追いつかないのか、かなり高値で安定しているようだ。それでもネットで検索すると、直売のサイトが目立つから、これからはメジャーな品種になるのだろう。