コナギ、ミズユキノシタ

我が家の庭に水鉢を2つ置いている。水辺の植物できれいな花が咲くものを植えようと思ったのだが、一度だけ海岸近くの田んぼの跡地へ採集に行って、そのときに持ち帰った植物のかたまりを植えただけの状態がずっと続いている。当初の目論見とは違って、きれいな花は咲いてくれず、なんとなく同じ水草が生え続けている。




(2012/09/19 撮影)



(2012/10/06 撮影)

この植物は、たまたま持っていた内山りゅうの「田んぼの生き物図鑑」で、コナギと同定できた。しかし、花が咲いているのを見たことがなくて、今年になって注目して見ていたら、つぼみと、一度だけ花が咲いているのを見つけた。田んぼの雑草としては“難儀”するものらしいが、水鉢内では、それほど増えないままで来ている。





(2012/10/07 撮影)

こちらの方は、水鉢からはみ出すほどに繁茂しているのだが、なかなか名前がわからなかった。

いろいろ検索していて、「西宮の湿生・水生植物」というサイトで、シラミつぶしに眺めて行って、なんとかミズユキノシタではないかと思えるところまで行き着いた。


小さな花を葉の根元につけるようなので、あらためて眺めて見たら、以下のような果実がついていた。



(2012/10/12 撮影)

ミズユキノシタで検索をすると、似たものでアメリカミズユキノシタという移入種もあるらしいのだが、葉っぱが対生ではないことから区別がつくようだ。


この2種類は、2つの水鉢のそれぞれで、1種が優占している。これ以外にもわずかに生えているものがあるのだが、今のところ、特徴が把握出来ずでよくわかっていない。水草は大きく変異するようで、意外と同定が難しいという印象を持った。少しずつわかる種類を増やして行きたい。