コガネグモ

このクモは、隣の家の塀をバックに巣を張っていて、白い壁に向かってくる昆虫が捕まり易いのか、みるみる大きくなって来た。




(2012/07/14 撮影)



(2012/07/16 撮影)

ジョロウグモに似ているが、実はそうではないものとして、前にナガコガネグモを取り上げた。このクモも、以前に取り上げたものと同じ種類なのだと思っていた。その巣に雄が入り込んで来たので、雄の姿を拡大して撮影したのを取り上げようとしたら、コガネグモの仲間にも何種類かいることに気がついた。



(2012/07/23 撮影)

改めて、雌の姿を前から写してみると、黄色の線が3本明瞭に見える模様からして、どうやらコガネグモらしい。

雄は“矮雄”なのだろうが、雄の裏側にも、黄色い模様があって、雌のミニチュアのように思える。形態的に、雄として特殊化しているのか、発生の途中段階で止まっているのかは、この類の形態をよく理解しないとわからないのだろう。


Wikipediaコガネグモの記述を見ると、このクモは、クモ同士を喧嘩させる「くも合戦」に使われるらしい。そういえば、しばらく前にテレビのニュースでも取り上げられていたように思う。この路傍百種のおかげで、そんな話題になるクモが、我が家の庭にいることを知ることができた。