ルリシジミ

このチョウはヤマトシジミかと思ったのだが、翅を開いたときの色が鮮やかなので、もしや別の種類?と思って写真に撮った。



(2012/07/03 撮影)

いつもの福光村昆虫記で、ヤマトシジミとそれに似ているルリシジミをじっと睨んでいると、翅をたたんだ状態で、前翅に並んだ点が、ヤマトでは丸い点なのに対して、ルリでは線状になっていること、また各翅の中央部にある線が、ヤマトでは「へ」の字になっているのに対して、ルリでは線がほとんど曲がらないことなど、自分なりに相違点を考えてみた。以上の区別点が正しいのならば、上のものはルリシジミということになる。

ヤマトシジミとルリシジミの区別点は、ネットでも詳しく解説されていて、このサイトのものはわかり易かった。そこでは、ルリシジミで、眼の色が黒いこと、後翅の山型に並んでいる点で、前縁から2番めの点が、少しずれた位置にあることなどが挙げられている。これらの区別点からも、上の写真がルリシジミであることがわかる。

これまで「へ」の字の線を持っているものは、すべてヤマトシジミであると思っていた。それが少し気になったのは、しばらく前にツバメシジミを見つけたことも影響しているのだろう。


改めて、過去にヤマトシジミと思っていた写真を見直してみたら、ルリシジミのものも見つかった。そういう写真を以下に掲げる。ついでに、以前にヤマトシジミとして取り上げた写真も並べて掲げておく。



(2010/06/26 撮影)