ホソヘリカメムシ

この虫は、枯れ草を積んでいるところを歩きまわっているの見つけたのだが、こういう細長いカメムシは、どこかのサイトで見たことがあるものと思いながら写真に撮った。



(2012/06/17 撮影)

いつもの福光村昆虫記で、ホソヘリカメムシの幼虫と思える。この幼虫の写真を他のサイトで見ると、5齡とか4齢とか区別して書いてある。今回の個体がどの齢であるのか自信はないのだが、4齢の方が白い横縞が多く入っていること、腹部のデコボコした感じがすることなどから、5齡だと思える。いずれにしても、このカメムシは、小さいときには、アリに擬態しているらしい。たしかに、カメムシにしては、活発に動きまわっていて、アリのような動きをしていた。

このカメムシは、豆類の害虫としても有名らしい。今年は畑にインゲンをたくさん植えている。ナスビと相性がいい(コンパニオン・プランツ)というので、畑のナスビの株の間に植えたのが、非常によく伸びている。どういう影響を受けるか、注目して行きたい。


(2012/07/23 追記):このところ、畑のインゲンマメのところに、いつも5、6匹の成虫がくっ付いている。インゲンは、ひととおり収穫して、次の新芽が出てきたところで、このカメムシの標的になっているようだ。つるなしインゲンなので、収穫期間もそれほど長くはないから、カメムシの自由に任せても良いのだが、豆に付いているものには思わずテデトールをしたくなる。このカメムシは、意外と敏捷に飛んで逃げるようで、なかなか捕まらない。新しい種類が見つかって喜んでいたが、やはり豆類の“害虫”であるようだ。



(2012/07/20 撮影)