ドクダミ

このところ昆虫ばかりを取り上げていたので、久しぶりに植物を取り上げる。



(2012/06/07 撮影)

ドクダミは、数年前に花壇に小さな株が生えているのを見つけた。なにかの苗に付いて来たのか、あるいはタネが周辺から飛んで来たのか不明なのだが、我が家の庭になかった植物なので、抜かずに置いておいた。今年はだいぶ株が増えたようで、初めて2つの花が咲いた。

4枚の花弁に見えるものは本来の花びらではないことは、なぜか記憶の片隅にあった。中心部にかたまっている花が充分に咲いてから写真を撮ろうと思っていたら、意外と花の時期が短くて、小さな花の部分を撮るチャンスを逸してしまったようだ。小さな花がどのような構造をしているかは、また来年見てみたい。

ドクダミのことをネットで調べていると、地下茎でやたらと増えすぎて、駆除するのが大変らしい。我が家でも、特に条件のいい場所ではないのに、増え続けている。それに、最初の場所からは少し離れた場所にも生えて来たので、タネが外から飛んできているのかも知れない。

それで、このタネのことを調べていたら、ドクダミは無融合生殖(apomixis)ということで、花粉がなくても発生が進むらしい。そのうちに、どんなタネができているのか、観察してみたい。