フタイロカミキリモドキ、モモブトカミキリモドキ

4月の中頃から、庭にコデマリの花が咲いていて、その花に多くの虫が集まって来ている。



(2012/04/21 撮影)

こういう小さな甲虫類をきちんと同定することには、とても自信はないのだが、いつもの岐阜大学甲虫類の科名の一覧から、それらしいものを順番に開いて行って、第3肢の根本が太くなっていることから、どうやらモモブトカミキリモドキに似ているように思えた。それで、さらに福光村昆虫記のカミキリモドキのところを見てみると、フタイロカミキリモドキに、第3肢の色が一致しているので、たぶんこの種だろうと同定した。このように第3肢が太くなるのは、雄だけらしい。それで、雌の個体を撮影しようとしていたら、次のような個体の写真が撮れた。


(2012/04/23 撮影)

第3肢の太くなっている部分の色が重要であることがわかっていたので、これがモモブトカミキリモドキであるように思えた。そう思ってよく見ると全体に光沢があるように思える。

その後も、写真が撮れないかと、同じ場所を探しているのだが、うまく写真が撮れる場面に出会えない。

カミキリモドキは、昨年セボシジョウカイを同定したときに、同じような体型をしていて、カミキリモドキの方は毒液を分泌するので、危険ということだった。セボシジョウカイも、このところ出現しているので、こちらは安心して触っている。たしかに、翅の部分が柔らかい。