キダチアロエ

我が家のアロエの植え込みで、12月のはじめころから、花が咲いている。



(2010/12/23 撮影)

(2010/12/08 撮影)

我が家のアロエは、前の住人の方が植えられていたもので、玄関のすぐ脇に、生垣のように植わっている。伸び放題で、形が定まっていないうえに、小さな芽生えが、勝手気ままに伸びているので、個々の株が大きくならなくて、花も、毎年ほんの1−2本が伸びるくらいだった。今年は、株分けしたものが、大きくなって来たので。花茎が全部で6本出た。

花に注目してみると、下を向いたものから開花しているようで、ユリの花を小さくしたものが並んでいる。雄しべや花びらなどは、3の倍数になっているように思える。所属の科は、Wikipediaによればアロエ科ということなのだが、サイトによってはユリ科ということになっている。なるほど、アロエ単子葉植物なのかと、妙に納得した。

さらに、Wikipediaによれば、この種類は「ワシントン条約によって輸出入は制限されている」のだという。こんなにも、どこにでも生えているものが、規制されているというのも、これまた不思議な気がするが、他の珍しい種類を規制する上で、必要なのだろうか。


外来植物で、園芸植物で、どこの家にでもありそうで、あまり興味を惹くような植物ではないのだが、冬のこの時期に赤い花をつけるので、けっこう目立つ。それに、いかにも南国のイメージがするのか、私の住んでいる町では、開花しているのがよく話題になる。大きく育ったものでは、それなりの風景になっている。それで、庭の一角で花が満開になってくれればと思って、少しずつ株分けをして植えるようにして来た。

株分けのやり方も、普通の植物の常識とは違っていて、いったん赤くなるまで待ってから、植えつけるのが良いらしい。いったんそのやり方を知ってからは、庭の片隅で転がしておくだけで、いつの間にか根が伸びていて、それを適当に植え替えている。


今や十分に増えたので、なにかに利用したいと思ったりもしたのだが、葉の肉をそのまま食べても美味しくないので、ネットでいろいろ検索して、アロエ酒を漬け込み中である。飲んでみた感想は、また追記にでも書き足したい。