シマハナアブ、シオギク2

昨年紹介したシオギクは、今年は一面に広がって、なかなか壮観となっている。海岸に生えている野草でも、こんなに美しいのだと、ちょっと誇らしい気分である。



(2010/12/02 撮影)

昨日、昼間に眺めてみると、その周辺に昆虫が乱舞していた。たしかに、近づいてみると、キクの香りが立ち込めていて、鼻の利かない私でもわかる。晩秋のキク科の花では、ツワブキの花が少し盛りを過ぎたので、こちらの方へ、虫が集まって来たのだろう。

一年ほど調べて来たので、集まっている昆虫もこれまでに取り上げたものが多くて、かなりの種類がわかる。ツマグロキンバエキゴシハナアブコアオハナムグリウスモンミドリカスミカメ、それにピンぼけで同定できなかったハエの仲間に、以下に取り上げるシマハナアブを新たに同定した。



(2010/12/02 撮影)

このような「エ」の字の模様がついたものは、以前に見たことがあると思ったのだが、それよりは少し大きい気がして、写真に撮った。以前に見たのは、ナミハナアブで、今回のシマハナアブは、胸の部分に灰色の2本の線が入っているのが特徴らしい。