ヒガンバナ

しばらく自宅を不在にしていたので、「路傍百種」も間が空いてしまった。先週の終りあたりから、一気に気温が下がって、秋らしくなって来た。



(2010/09/24 撮影)

ヒガンバナの花は少しも珍しくはないだろうが、我が家に初めて咲いたということで取り上げる。

このヒガンバナは、今年の冬に隣町の河川敷に生えているものを持って帰って来た。一塊りの球根をバラして、10個以上は植えたつもりなのだが、今のところ咲いたのは、この2株だけである。おそらく、既に冬芽が出ていたものだったので、我が家の土地にすぐには馴染めず、花を咲かせるだけの栄養が蓄えられなかったのだろう。

ヒガンバナの名の通り、我が家の庭では、彼岸の中日に花芽が伸びているのを見つけて、次の日には開花していた。何日か前には、別の場所でも咲いているのを見たから、場所によって少しずつズレがあるのだろう。我が家の庭ということで、開花日の経年変化も観察できそうだ。

ヒガンバナは、前々から植えたかったのだが、妻があまり賛同してくれなかった。お墓に生えるものというイメージがあったようだ。植えた後でも、どこに植えたか覚えていなかったようだ。私も、妻が植えた園芸植物の名前も覚えていないので、おあいこなのだが。