ケイトウ、キバナセンニチコウ




我が家の花壇でケイトウの花が咲いている。この植物は、夏の盛りから秋にかけて、燃えるような赤い色が目立つので、今年の春に思い立って、タネを買って来て植えた。妻が、適度に間隔を置いて植え替えてくれたので、今は次々と満開となって来ている。いろいろな花色のタネが混じっていて、開花の前から葉や茎の色で想像していたのだが、葉っぱが染め分けられたものでは、赤と黄色が混じった花が咲いている。

いつもの植物雑学事典によれば、ケイトウの花序は、茎の先端の成長点が帯状になった結果として、鶏のトサカのようになったらしい。タネを買うときに、トサカ状のものにするか穂になったものにするか少し悩んだのだが、今から思えばケイトウ(鶏頭)という名前からして、トサカ状のものにしてよかったと思う。


ケイトウヒユ科に属するらしい。ヒユ科というと、どんな植物なのかあまり思い浮かばないのだが、イノコズチ、イヌビユセンニチコウなどがそうらしい。




ちょうど妻が花壇に植えていた上の花が、まさにキバナセンニチコウだった。写真に撮ってみると、5弁の小さなものが本当の花で、まわりの赤い部分は小苞ということらしい。このような花の構造については、追々と学んで行きたい。


花壇の花は、ただ単にキレイというだけで、あまり興味がないのだが、このようにいろいろな知識がつながってくると、注目しようという気になってくる。