コゴメガヤツリ

カヤツリグサ科の植物について、昨年「ナキリスゲ、クグテンツキ」という記事を書かなかったら、種まで同定しようなどとは思わなかっただろう。今や、我が家の庭に生えてくるものについては、なんとかして同定しようという気になっている。




(2010/07/26 撮影)

(2010/08/08 撮影)

このカヤツリグサが、最初生えてきたときには、小穂がぼんやりと伸びた感じで、そのような写真を探したのだが、なかなか一致するするものに出会えなかった。それでほとんどあきらめていたのだが、段々と小穂の鱗片の並び方が明瞭になってくるので、再度いろいろな写真をニラんでいたら、どうやらコゴメガヤツリだろうと思うようになった。いつもの植物雑学事典では、7月の終わり頃から花を咲かせ始めるそうだから、花の時期も一致しているようだ。

また、「湿り気のある畑、水田の周辺、放棄水田などに生育する」そうだから、我が家の庭でも、ちょうど畑の畝の周辺に生えている。この植物が昨年も生えていたのかどうか、昨年まではまったく気にも留めていなかったので、よくわからない。元々生えていたのか、周辺部から種が飛んで来たのか、あるいは畑の作物の苗などとともに、運び込まれたのか、今後の広がり具合とともに、いろいろな可能性を検討して行きたい。