ミドリグンバイウンカ

今朝、ムクゲの花を見ていたら、花の周りに緑色の小さな虫がいるのに気がついた。



ムクゲの“害虫”については、昨年の9月に、おなじアオイ科のオクラに付く虫として、フタトガリコヤガ、ワタノメイガを取り上げた。今回の種類は、まずは何の仲間なのかもわからなかったので、「ムクゲ 害虫」で検索したのだが、なかなかぴったりする画像に出会えなかった。なんとか、ミドリグンバイウンカらしいとわかった後では、私のピンぼけの写真よりもはるかに分かりやすい画像がネット上で見つかる。

気になったのは、ムクゲの花が咲いたものにも付いているが、花が咲かないままで枯れ落ちるものもあることだった。いかにも花の汁を吸われてしまって、萎れているように見える。写真をよく見ると、花びらにも穴が開いているいるようだから、花の中にも入り込んでいるのだろうか。また、幼虫はヒゲのようなものを尾部に持っているようで、最初アブラムシの仲間かと思った。

この虫の食草は、クワとかクチナシやヒマワリなども挙げられているようで、あまり植物の種類を選ばないようだ。他の植物についても、注意して観察してみたい。

この虫のために、ムクゲの花の咲き具合が影響するかも知れない。しかし、殺虫剤を撒く気にはなれないので、当面は経過を見守りたい。そのうちに天敵が現れてくれて、また新たな種間関係が見られることを期待している。