ヒロバネカンタン、ツユムシ?

昨日は、チョウセンカマキリをエイヤーと同定したので、今日はまた、バッタの仲間をエイヤーと取り上げる。



(2010/06/29 撮影)

この写真は、キクイモ(昨年掘り残したイモから今年も大きく伸びてきた)の葉っぱの上にいるのを撮ったのだが、ひとまずヒロバネカンタンと同定した。こちらのいつもよく見にいく岐阜大学のサイトカンタンは、少し感じが違うので、こちらのヒロバネカンタンの方が似ているように思えた。

昆虫の写真が多く載っているサイトでも、案外、カンタンの種類は載っていなくて、むしろ虫の鳴き声を収録したサイトで取り上げられているようだ。そして、鳴いているときの写真は翅を立てていて、また印象がずいぶん違う。インターネットのサイトの鳴き声を聞いてみると、たしかにそのような鳴き声が、夜の庭からも聞こえてくるような気がしてくる。

カンタンという名前は、もちろん「邯鄲一炊の夢」と関係があるらしい。こちらの邯鄲は地名であるが、その物語が昔から知られていて、人生の栄枯盛衰や儚さを、この虫の鳴き声や姿や寿命などになぞらえたらしい。そういう点で、なかなかメタファー的な命名ということになる。




(2010/06/25 撮影)

こちらの種類は、一応ツユムシの仲間ではないかと思うのだが、まったく自信がない。バッタ類も不完全変態だろうから、これから翅が伸びて腹部を覆うのだろう。今の段階では、頭の形や、お尻の形で、なんとか似たものがないか探したのだが、あまりぴったりするものに出会えなかった。

この後、庭に出現する種類を撮っていく中で、似たような成虫を見つけ、同定出来るものとして、まずは掲げておく。