キベリヒョウタンナガカメムシ、アカスジカスミカメ

図鑑がなくても、インターネットのサイトである程度は同定できるということで、小さな虫でもなんでも、目についたものを写真に撮っているのだが…、



(2010/07/08 撮影)

この写真の種類は、同定に少し手こずった。いつもはこの岐阜大学のサイトで、大まかな所属を決めるのだが、今回の種類は、なんとなくカメムシのようで、一番目の足の根元の部分が太いということで、ヒゲナガカメムシの仲間らしいというところまでは行きついたのだが、このサイトのサムネイルではどうも一致するものに出会えない。

それで、カメムシの種類がもっと多く載っているサイトのページをいろいろ睨んでいて、このページのキベリヒョウタンナガカメムシが近そうに思えた。頭から胸にかけてのくびれた感じが、ヒョウタンなのだろう。それに、翅の部分の横のふちが黄色くなっているので、キベリなのだろう(縮小した写真ではわかりにくいが…)。

このカメムシのような小さなものになってくると、写真だけでは同定が難しいのか、いろいろなサイトを眺めていても、この名前で挙げられているものが、果たして同じものなのかと思えてくる。本当は、標本を残すようにすれば、後からのチェックもできるのだろうが、まずは、今後も似たようなものを見つけたときに、どんどん写真に残して行きたい。





(2010/07/08 撮影)

こちらの種類は、簡単に同定できた。アカスジカスミカメというらしい。以前はアカスジメクラガメと呼んでいたらしい。メクラというのは、単眼がないことらしい。大きな複眼はある。


(上の写真の部分図)

この種名で検索をしてみると、イネ科の“害虫”として、重要な生物らしい。我が家にもイネ科の植物はいっぱい生えているが、作物ではないので、まったく気にならない。我が家のどの植物にどのように付いているのかは気になるが、それも追々と観察して行きたい。



(2012/08/10 追記):アカホシカスミカメのところで述べたように、この写真の個体は、アカホシカスミカメのようだ。岐阜大学のサイトのカメムシ図鑑では、アカスジカスミカメしか、それらしいものが載っていなかったために、上のように同定したのだが、模様にしても、触角の長さにしても違っているようだ。上のことを書いて2年が経過して、少しは観察眼も進歩してきたものか、