アワダチソウグンバイ
このちいさな虫は、ヒマワリの葉の裏に、なにか付いていて、形も変わっているようだから、とにかく写真に撮っておこうと思って、撮ったものだった。
どうやら、アワダチソウグンバイというらしい。こういうものが同定できるのも、インターネットのおかげだろう。なんとなくカメムシのような気がしたので、例えば、このサイトのカメムシのところを目を凝らして眺めていて、なんとなくこの種類に目星がついてきた。この名前で検索すると非常にたくさんのサイト( 14,800 件; 2010/06/28 検索)がヒットするから、多くの人がこのような数ミリ程度の小さなものにまで、注意を向けているということになる。1999年に、西宮市のセイタカアワダチソウで初確認された中南米原産の侵入種ということだから、インターネットのような新しい情報が飛び交う状況がなかったら、古い図鑑には載っておらず、昆虫の専門家でもなければ、同定できないということになっただろう。
もはや近畿地方には広がっているとのことだから、珍しくもないのだろうが、セイタカアワダチソウの他に、キク、ヒマワリ、ナス、サツマイモ等にも見つかるそうだから、我が家の庭には、そのような植物がいっぱい植わっている。今後、いろいろな葉っぱを注意して観察してみたい。
(2010/07/05 追記):
セイタカアワダチソウの葉っぱが汚くなっているものをひっくり返して見てみたら、アワダチソウグンバイがいっぱいいた。いろいろなサイズのもの、白いものまで混じっていた。
セイタカアワダチソウが少しくらい枯れたとしても、気にはしないのだが、周りの植物に飛び火するのは少し気になる。でも、殺虫剤を撒く気はないので、植物には負けずに成長してくれるのを期待するしかない。また、天敵でも現れてくれれば、その種類についても観察できて、好都合なのだが。
白色のものは、ネット検索をかけたところ、このサイトによれば、羽化した直後は白色だとのことである。どうやら、アルビノ個体ということではないらしい。