ネンジュモ

このところ雨が降っているので、我が家の庭の地面に以下のようなワカメのような藻類が目立つようになった。



以前に名前を聞いたことがあって、スイゼンジノリの仲間で、藍藻類だということまでは思い出したのだが、名前がなかなか思い出せなかった。ネットで検索すると、イシクラゲという名前がまず出て来たのだが、以前に聞いた名前と少し違う気がする。いろいろノートをひっくり返して、ネンジュモという名前がやっと出てきた。

藍藻類だから原核生物で、細胞が念珠のように並んでいるのを見せてもらったと思うのだが、きれいさっぱり忘れてしまっていたようだ。イシクラゲという種類は、食べられるようなのだが、そのときに試食したかどうかも記憶がない。やっぱり、自分で自主的にやらないと、右から左へと抜けて行くだけのようだ。

我が家の庭の種類が、ネンジュモの中のどの種類かわからないのだが、そのうちに機会を作って食べてみたい。


(2010/06/21 追記):思い立ったが吉日ということで、昨日、採集して食べてみた。

実際に自分で採集をしてみると、庭のどこにでもある訳ではなくて、雨水が流れる水路となったところやくぼみなど、少し水や沈殿物が溜まるところに多いようだ。藍藻は窒素固定が出来るはずだから、生息場所の栄養塩のバランスなども普通の植物とは違っているのだろう。

食べ方は、多くの人が書いているように、軽く湯通しをして、ポン酢で食べたら、やはりポン酢の味しかしなかったので、甘酢にしてショウガを入れて食べた。まあ、味も香りもほとんどなく、食感も可もなく不可もなくというところだった。食べ過ぎると、お腹の調子に影響するかも知れないと思ったが、今朝もなんら変化はなかった。

味噌汁に入れたり、乾燥したものをあぶって食べるいう食べ方もあるようだから、まあ、たまに思いついたときに、また食べてみてもいいかなというところか。