セマダラコガネ

今朝の雨の中で撮影したので、いかにもピンぼけなのだが、この甲虫については、数日前に仕事場の庭で撮影したものを同定したことがあったので、すぐにわかった。セマダラコガネというらしい。



甲虫のような種類の多いものを同定出来るのかと思ったものだが、触角の先端が3分しているということだけを頼りにして、このページをにらんでいて、それに背中の模様なども考慮に入れて、セマダラコガネに行き着いた。模様も変異するらしいが、私が見たものは2個体ともこういう茶色いものだった。

この名前で検索してみると、ゴルフ場の防除のページに行き着く。芝生などに被害を与えるらしい。我が家にも芝生はあるが、人間の都合だけで生物をコントロールできる訳がないので、芝生だけを維持することは最初から諦めている。ところが、この幼虫はネキリムシとして、他の潅木を枯らしたりもするらしい。そうなってくると、育ってくれることを期待している植木が枯れると、少しがっかりするかも知れないが…。

いずれにしても、帰化植物だろうと、害虫だろうと、ひとまずは我が家の庭に歓迎する。もっともこの虫は、私が名前を認識しようとしまいと、我が家の庭にずっと“実在”したのかも知れないのだが。

ついで、この種で、「路傍百種」自宅編は、150種になる。内訳の分析などは、200種を超えたときに。