キキョウソウ

この花は、オオイヌノフグリタチイヌノフグリを合わせたような葉っぱの感じで、それよりは少しサイズが大きくて丸味を帯びたものが、畑のウネの周辺で生えていると思っていたら、花も意外と立派なものが5月の中頃から咲き始めた。



妻も認識していたようで、それならば、名前も調べてくれるように頼んだら、キキョウに似ているのでその辺りを探したら、キキョウソウという名前だったそうである。

いったん名前がわかれば、いろいろなサイトの写真も参照して、同定を確認することもできる。名前を知らない場合には、サムネイルが載っているようなページで、似たようなものを手当たり次第に参照して行くわけだから、ずいぶん手間が省けたことになる。

いつもの「植物雑学事典」には、「北アメリカ原産の帰化植物であり、1年草。道ばたや荒れ地などに生育する」とのことなので、いかにも我が家に生えていそうな植物である。

この植物は、昨年にも我が家に生えていた記憶がある。昨年の5月頃に、畑のウネを作り替えるときに、少し変わった植物が生えているというので、花壇の空いた場所に移し替えたように思う。それというのも、今年もウネを作り替えていて、まさしく同じことをやったからである。昨年は数本くらいしかなかったと思うが、今年は庭全体で5−6本は生えているようである。それでも、その気になれば数えれる程度の本数である。

キキョウソウについて、いろいろなサイトを見ると、閉鎖花のことに触れてある。例えばこのサイトによれば、閉鎖花と開放花で、萼の数が違ったりするらしい。さらに、実から種子が飛び出すときに、実の窓のような部分が開くところの写真が撮られていたりする。種子も実に小さい。そんなわけで、こんな帰化植物でも、けっこう見所が多いことがわかる。


この後も、観察を続けるつもりだが、来年は、さらに増えてくれるものと期待している。