マツヨイグサ、コマツヨイグサ、ユウゲショウ(赤花、白花)

今、我が家で咲いているマツヨイグサの仲間を取り上げたい(どの花も4月下旬頃から咲き続けている)。マツヨイグサとか月見草ということで認識していたが、こういうブログにでも書くことがないと、なかなか正確な名前までは同定しないままで来ていた。




マツヨイグサは、一昨年には斜め横の裏の家に生えていたものが、昨年にはすぐ裏の家に生えるようになり(以上は、2階の窓からの観察)、昨年の秋には、我が家との境界部のところに1本生え始めた。今年は、我が家の庭のもう1個所にも生え始めた。

いわゆる月見草の中では、黄色い色がやや濃くて、昼間咲いていてもまったく違和感のない花という感じがする。おそらく、他の家でも、花が咲いている期間は、雑草としては処理されず、結果として、我が家の方まで拡がってきたものと思われる。




コマツヨイグサは、我が家に住み始めた2007年の夏の終りの時点で、既に生えていたと思う。花も小さくてあまりありがたみを感じないし、地面を這うように結構広がるので、さすがの我が家でも、目立ったところから抜き取られる対象になっている。それでも、方々で芽生えてくるから、たぶんいつまでも残り続けることだろう。






ユウゲショウは、白花のものが、一昨年から生えているのを見つけていた。しかし、なかなか種類の同定ができなかった。花の形態などにも注目してみて、なんとなくマツヨイグサの仲間だとは思えたのだが、ぴったりくる種類にいきつけなかった。ところが、昨年の夏に、一本だけ赤花のものが生えて来て、それがユウゲショウと同定された。しかも、花の色が違うが、まったく花の形は同じであることから、白花のユウゲショウであることがわかった。

ネットで検索してみると、赤花が普通で、白花の方が珍しいようだ。私が住んでいる町でも、赤花は、道路の端っこなどで生えているのが、けっこう目に付く。どういう訳か我が家では、まず白花があって、後から赤花が入ってきたようだ。この後、両方が交配したら何色になるのかと思うのだが、それは、また増えてきたときに考えよう。毎年同じところから生えて来ているようなので、たぶん多年草なのだろう。

この他に、メマツヨイグサが2年前には咲いていたと思うのだが、これは芽生えがこれから咲きそうなので、咲いたときにまた取り上げたい。

(2010/06/15 追記)
雨が降って湿ったからだろうか、ユウゲショウの果実が開いて、種が露出していた。なにか岩おこしの粒々のようだ。この後、乾燥すればばらばらと散らばるのだろうか。果実が十字に開くときに、中軸部に太い軸のようなものがあるから、これが湿気によって、外へ広がるようにでもなっているのだろうか。