スズメノヤリ、アオスゲ

昨年の秋に、カヤツリグサ科の植物として、ナキリスゲとクグテンツキを同定したときには、顕微鏡まで使いながら、なかなか自信のある同定が出来なかった。春になって、また別のカヤツリグサ科の植物が生えてきたので、嫌だなあと思っていたのだが、今回は絵合わせでなんとなく同定出来たように思う。


スズメノヤリ



(2010/03/20 撮影 )

(2010/04/29 撮影 )

(2010/04/29 撮影 )

この植物は3月の中旬頃から生えていたのだが、ある図鑑を見ていて、まさにぴったりの写真があったので、同定出来た。いつもの植物雑学事典では、カヤツリグサ科を見ても載っていないので、変だなあと思っていたら、実はイグサ科であった。イグサ科とカヤツリグサ科の違いも、よくわかっていないのだが。


●アオスゲ



(2010/04/11 撮影 )

(2010/04/29 撮影 )

こちらの方は、最初、昨年見たナキリスゲの穂が出ているのかと思ったのだが、ナキリスゲの株とは違うようで、いつもの植物雑学事典で、カヤツリグサ科の植物で似ていそうなものを手当たり次第クリックして行って、どうにかたどり着いた。

生息環境が、「森林との境界の路傍や刈り取りが行われる適湿の草地に多く、草丈の高い密生した草原には少ない」とあるので、まあ我が家のある住宅地の環境に一致しているようだ。



カヤツリグサやイネ科などの植物は、名前を知らなければ、見れども見えずの植物だろう。今回の同定が間違っているかも知れないのだが、ともかくも注目して見て行きたい。