コメツブツメクサ

この植物は、我が家の芝生に、ミヤコグサとともに一面に生えている。ミヤコグサよりも少し花の時期が遅くて、春の終りにミヤコグサの盛期が過ぎたあたりで一面を覆うようになるようだ。最初は、ミヤコグサの残りの葉っぱが拡がっているのかと思っていたら、小さな小粒の花の塊をつけているので気がついた。



(左側がコメツブツメクサ、右側がミヤコグサ


いつもの「植物雑学事典」によれば、ヨーロッパ原産の帰化植物で、「荒れ地や路傍に極普通に生育している。荒れた芝生などにも生育しており」ということだから、まさに我が家の庭にぴったりの植物のようだ。シロツメクサの仲間ということで、よく見ればたしかにクローバーのミニチュア版と理解することもできるが、それにしても小さい。


おそらく、以前の住人の方は、芝生をキレイに維持するために、絶えず草抜きをやっておられたものと思われるが、我が家ではあまり気にしないので、ますます蔓延っているようだ。しかも、抜いた草を堆肥にしたりするので、それによっても拡がって、庭のそこら中で生えて来た。しかし、踏みつけには弱いのか、通り道になっている部分には、生えにくいようだ。ミヤコグサに比べれば、いかにも“雑草”が生えている感じになるが、マメ科の植物だから肥料にもなるだろうし、抜くのもそんなに苦労はしないので、蔓延って見苦しいところ以外はそのままにしている。