春に最初に目についた昆虫:ベニシジミ、ナガメ

冬の間、昆虫に目を向けていなかったのと、春になっても天候が不順で、暖かくなったと思ったら寒くなったりで、なかなか昆虫を目にすることがなかった。以下は、そんな中で最初に目についた昆虫である。



(2010/04/11 撮影)

この蝶は、見た瞬間にベニシジミだと思った。とは言っても、ベニシジミがどのようなものか知っていた訳でもないのだが、とにかく紅色が目立っていた。しかも、写真に撮れたのはこのポーズだけだったのだが、なんとか同定出来るのだから、蝶の模様は種によって特徴的なのだろう。

食草はスイバということで、それならば我が家の入り口のところに一株が植わっている(私たちが住み始めた3年前から生えている)。スイバの株は、誰が見ても雑草だと思うだろうが、おかげでこの蝶を呼んでくれたことになる。




(2010/04/11 撮影)

このカメムシは、ナノハナに付いていた。わりと特徴的な模様だから、たぶん同定出来るだろうと思ったら、簡単に同定出来た。ナガメというらしい。ナノハナなどのアブラナ科にいるカメムシということで、ぴったり一致する。

冬の間、とくに幼虫を見かけなかったから、成虫で越冬していたものが、卵を産みに来たのだろうか。冬の間、ナノハナやブロッコリーやハボタンなど、アブラナ科の植物はいっぱい植わっていたのだが、この後特に植える予定がないので、幼虫などを見る機会があるだろうか。


(2010/06/10 追記):幼虫の写真が撮れた。最初に写真を撮ったときには、テントウムシの蛹なのかと思ったりして、よくわからなかったのだが、別の件でカメムシの幼虫のところを見ていて、ナガメの幼虫とわかった。アブラナ科の植物は、ほとんどなくなる予定だったのだが、ブロッコリーの株に種が出来かかっていたのを、庭の空いたところへ移植したために、それに付いていたらしい(畑で開花した作物:ブロッコリー、シュンギク - ebikusuの博物誌)。



(2010/06/06 撮影 )