キク科の黄色い花:オオジシバリ、ニガナ、オニタビラコ

前回、「春は、黄色い花が多い」と書いて、しばらく書くチャンスがなかったので、だいぶ間が空いてしまったのだが、今年は寒い日が多いので、なかなか春が一気に深まるという風にならないようだ。3月末から少しは変化したが、その頃の花が相変わらず咲いている。

その時にイメージしていた黄色い花のうち、キク科のものが今回取り上げる以下の3種である。上から順番に、花の大きいものから小さいものへ並んでいる。



オオジシバリは、タンポポを少し小さくした程度だろうか。しかも、花壇を縁取っている石やレンガの隙間に入り込んで、大量に花が咲いてくれる。意外とキレイだと思うのだが、他人から見れば、花壇や溝の縁取りの周りに雑草が生えていると思うらしい。今の家に住み始めた最初の春(2年前)には、他に目立つ花もなかったために、うれしかったものだが、さすがに今年の春は、だいぶ手入れをして数を減らした。




ニガナは、オオジシバリから花びらを減らした感じものが生えているなあ、と思っていた。写真のものは花びらが5枚のものが写っているが、これよりは少し増えるようだ。今回の3種の中では、一番少なくて、花壇の植物の隙間に生えている感じ。





最後に、オニタビラコは「鬼田平子」ということで、名前とものが一致すれば、なるほどと思う。冬のロゼッタ状の葉っぱから、一気に花茎が伸びるところまでは、なかなかかわいらしく思うが、種子の冠毛が目立ち始めると、なにか蔓延っているように見えてくる。抜くのも簡単なのだが、それでも花が付いていると、なかなか思い切って抜けない。これも、今年は、以前の年よりだいぶ増えて来て、畑や花壇の縁の裸地の方々に生えている。


以上3種、どの花も去年の11月頃にも咲いていた。春の花は、秋の間にチャンスがあれば、花をつけるらしい。でも、その植物体は、冬を越すのかどうか、そこまでは注目していなかった。オオジシバリなどは、根っこを伸ばして行くようだが、はたして多年草なのかしら。そんな思いつくことをいろいろ書いておいて、今後注目して行きたい。