スイセン

スイセンの花が、少し前から咲き始めた。我が家の庭には、前の住人の方が植えられたものが、何種類か植わっている。それぞれ開花時期が違うようで、これから春に向かって少しずつ咲いて行く。今咲いているものが一番野生的なのか、よく株分かれしていて、数も多い。




このページを見ると、スイセンの花の解剖は、非常におもしろそうに思える。私のヘタな写真でも、おしべが前に3本、奥に3本あること、めしべの先端が3分していることなどが読み取れる。それに、子房が下位にあり、その中に胚珠?のようなものが入っているらしい。いつものこのページによれば、まん中の黄色い部分は、副花冠というらしい。それに花びらが3+3枚ずつ重なっている。こういう花の構造は、つい最近、意識し始めたばかりなのだが、少しずつ学んで行きたい。


こちらのスイセン花図鑑というページによれば、スイセンにはいろいろな園芸品種があるらしい。園芸品種の華麗な花にはあまり興味はないのだが、我が家で咲く品種がどのように分類されるのか、眺めて行きたい。


スイセンヒガンバナ科らしい。これまでこの科のものとして、ハマユウタマスダレを取り上げた。機会があれば、ヒガンバナも植えたいと思っているのだが、大して種類の多くない科にしては、けっこう多くの種類が植わっていることになる。



(2010/03/21 追記):冬の間、ブログで路傍百種を取り上げなかったので、スイセンの残りの種類の写真を掲げるチャンスがなかった。一応、我が家には、上の種類に加えて、以下の2種があるようだ。



(2010/01/20 撮影)



(2010/02/07 撮影)

上に紹介した「スイセン花図鑑」によれば、「八重咲きのもの」が‘Cheerfulness チャーフルネス’らしくて、「房咲きスイセン」で副花冠の白いものは、‘Silver Chimes シルバーチャーム’に近いと思われますが、この品種の同定にはまったく自信がありません。


昨年に比べると、花の数が減ったようで、まったく肥料をやっていないので、栄養が足りなくなっているのかも知れません。