アリアケスミレ

庭に、いくつかのスミレの花が咲いている。調べてみると、どうもアリアケスミレらしい。





おそらくこの植物は、2年前に某大学の某植物実験施設の空地に生えていたものをもらって来たのに由来すると思う(もらうに当たっては、管理者の許可を得ています)。そこに生えていたスミレらしきものから、葉っぱの形が違うものを選んで、3株ほど持ち帰ったことがある。どの株もあまり大きくならず、花が咲いたか覚えもないままに、消えてしまった。ところが、今年になって、ところどころにスミレの芽生えが目立つようになった。知らない間に、種が飛んだらしい。

この花の季節はだいたい4−5月となっているのだが、春に咲くのを先取りするように咲いているのだろうか。あるいは、いつものサイトのこのページによれば、花の季節以外では閉鎖花をつけるそうだから、それがたまたま開花したのだろうか。たしかに、花を見た覚えがないのに、3つに分かれた果実がついている株もある。


花がなければ、忘れてしまっていた植物であるが、花のおかげで、いろいろ思い起こしたり考えたりさせてもらった。