大阪府立弥生文化博物館の「鉄道発掘物語」

「一本足の蛸」というブログで、弥生博物館の夏季企画展に「鉄道発掘物語」というものが行われていることを知った。和歌山電鉄のことを展示に取り上げることについて、以下のように書かれているが、まったく同感である。

言うまでもなく、大阪府下の鉄道ではないし、サイトミュージアムの誇りを捨てたかのような「駅長たま」写真パネル展には涙を誘われる。

橋下改革に抗して頑張れば頑張るほど、橋下的にならざるを得ないという皮肉。ああ、みんな善意で舗装された道を歩んでいくんだなぁ。


この春にあれほど騒がれたにしては、このような展示をやっていることに、違和感を覚える。いくら屁理屈のつもりだとしても、「掘り出された鉄道」などとシャーシャーと言うところは、この博物館の体質なのだろうか。

好意的に解釈すれば、これまでの展示会でも夏季の企画点は、必ずしも考古学とは関係のない展示をしていたようであるし、橋下のことで騒がれる以前から計画を立てていたので、そのまま実行されたのかも知れない。そういう意味では、次の特別展で存立の根拠を示すような展示が行われるものと期待したい。