大阪府立花の文化園
昨日「大阪みどりの百選」のことを調べていたら、河内長野にある「花の文化園」が大阪府立であることを知った。
前に「大阪府立の博物館は、ちょっと変だぞ」という文章を書いたが、またしても大阪府立である。「花の文化園」という名前に引っぱられて、植物園をイメージした私が悪いのかも知れないのだが、大阪市立の長居植物園と比べてみれば、その差が歴然とするのではないか。
大温室や花いっぱいでびっくりさせるつもりなのかも知れないが、河内長野の山の一角に、周辺の団地と並んで、人工的な空間が突如として出現する感じだった。周辺の自然を大切にする気持ちも、植物を通して自然を学ぼうという気持ちも、感じ取れなかった。そんな訳で、何年か前に訪れて以来、今後二度と行くことはないだろうと思った施設だった。
もちろん、植物になにを求めるのかは人それぞれだろう。しかし、あのような施設を地方公共団体が運営するべきなのだろうか? 観心寺や延命寺、あるいは岩湧山などに、はるかにすばらしい自然の美しさを見ることができるだろう。栽培植物なら、近くに国華園もあるではないか。
いかにもバブルの最盛期の頃の施設という印象だったが、今後どうなっていくのだろうか?