ラミーカミキリ

前回ブログを書いたのが2月だから、4ヶ月間もブログを書くのから遠ざかっていたことになる。書くネタはいくつもあって、写真も撮ったりしていたのだが、いったん書かなくなってしまうと、なかなか書き始められないままで来ていた。昨日、ちょっと目立つカミキリを見つけたので、これを機会に書き始めたい。



(2014/06/28 撮影)

このカミキリは、ムクゲの花の中にいた。いつもの「福光村昆虫記」のカミキリムシのページを見ると、冒頭に出てくるラミーカミキリだと即座に同定できた。おそらく、これまでにも他の種類を探すときに、こういう模様をしたカミキリがいるのだと、見ていたものと思われる。

国立環境研究所の侵入生物DBによれば、この種類は、江戸時代の末期に、繊維作物ナンバンカラムシ(ラミー)とともに、持ち込まれたものらしい。この種類が広がっていく経過については、よく注目されて来たようで、私の住んでいる地方についても、いくつもの報告があるようだ。2000年代の後半に、広がったらしい。

我が家のムクゲの木は、私たちが住み始めた2007年より以前から植えられていたものだが、これまでこのラミーカミキリには気がつかなかった。特徴的な模様からして、目につけば見逃すことはないと思えるので、まだそれほど多くはないのかも知れない。ただ、今年の冬の間、ムクゲの剪定を少ししかしなかったので、かなり伸び放題になっていることから、カミキリが集まって来たのかも知れない。


ブログを書いていないと、庭の生物の観察も熱心でなくなるので、これからまた観察を再開していきたい。