アキグミ2、ピラカンサ2

今回は、以前に取り上げた植物について、花が咲いたので掲げたい。

アキグミ
アキグミは、2012年に取り上げた。おそらくその数年前から生えていたと思われるが、邪魔になるところに生えたものは、遠慮なく切り取っていたので、1株だけが比較的大きくなって、それが花をつけた。枝全体に花を付けていたと思うのだが、葉っぱの下側にあり、ゆっくり観察しようと思っていたら、花が終わっていた。




(2013/04/08 撮影)

写真で、改めて花を観察してみると、花びらのように見えるのはガクが筒状になったものらしくて、閉じているときには4枚で覆っている。雄しべも4本が見えるが、その下にもあるのかも知れない。やはり、花のあるときに、解剖して納得するべきであった。秋に実ができれば、また取り上げたい。


ピラカンサ
ピラカンサは、2009年12月に取り上げたが、そのときには、小さな芽生えがあるだけで、近所にある果実が実ったものを写真に掲げた。そのときの芽生えがかなり大きくなって、生垣の前の石垣を覆うくらいになって来た。その一番大きな株には花がつかず、その後から生えてきた2株に花がついている。




(2013/04/08 撮影)

花が咲いてみると、いかにもバラ科のような花に見える。とは言っても、どのようなものが、バラ科の花の典型なのか、理解していないのだが、花びらが5枚で、雄しべが多数あるということだろうか。

この種類は、枝を切っても、刺があって痛いし、葉っぱのつき方も、あまり見映えがしないのだけれど、花の時期と、果実が色づいた時期だけは、近所の家のものをうらやましく思っていた。この種類も、秋の終わりに実がつくのを楽しみにしている。


(2013/05/01 追記):後から考えれば、以上の2種類は、鳥がタネを運んできたものである。特にピラカンサは栽培種が野生化しているそうだから、果実を実らせることは、その分散に貢献することになるが、私が住んでいる住宅地内には既に広がっているようなので、トウネズミモチのように大きな問題がないのならば、このまま残しておきたい。