オナガアゲハ

このチョウは、今日の昼間、キバナコスモスのところでゆっくりと舞っていた。



(2012/09/29 撮影)

写真を撮ったときには、夏前に取り上げたクロアゲハだと思えた。翅がボロボロで、かろうじて生き残った個体のようで、写真に撮っておいてやろうと思った。

ところが、写真に撮ったものを確認してみると、後方の部分、特に尾状突起が長く伸びていて、オナガアゲハのように思える。

ネットの記述を見てみると、町の中よりは、山の中に多いらしい。ボロボロになっているのは、どこか近くの山から流れて来たのだろうか。

昆虫採集をする人からすれば、このようなボロボロの個体は標本にもならないものだろうけれど、この個体の経歴を示しているようで、いとおしくて、大歓迎である。