ホオズキカメムシ

春になって、見たことのない虫がどんどん見つかるのだが、同定が追いつかなくて、写真が溜まって行っているが、以下のカメムシは比較的簡単に同定できたので、掲げる。



(2012/05/13 撮影)

これまでにカメムシは7種を取り上げたようだ。しかし、まだまだカメムシの主要なグループを網羅するほどにはなっていなくて、今回の種類を見たときに、こういう形のカメムシは、写真では見たことはあるが、我が家の庭では見つけたことがないように思えた。

いつもの福光村昆虫記によれば、後肢の根元の節が太いことが特徴らしい。バッタのような感じがするが、そのような動きをするのだろうか。また、ホウズキやナスを吸汁するとのことで、ジャガイモの葉っぱの上にいたこととも一致するようだ。



(2012/09/27 追記):
今朝、特徴的な模様のカメムシを見つけたので、「しめしめ新しい種類が増えた」と思ったのだが、どうやらホオズキカメムシらしい。



(2012/09/27 撮影)

このような赤い色が混じった模様をしたもので、該当のものに出会えなかったことと、上の同定をしたときに、後肢の根元の節がバッタのように太いことを覚えていたので、ホオズキカメムシで画像検索をしてみると、翅の下が赤くなった写真が見つかった。

例えば、この「鎮(チン)さんの自然観察記〜写真録〜」というブログでは、ホオズキカメムシの翅を広げて飛んでいる写真が掲げてある。またこちらの「かかしさんの窓」というブログでも、翅の下が赤いことを、かなり驚かれて書かれている。今回見つけた個体は、少し翅が傷ついたのか、少しズレていて、それで赤い色が目立ったらしい。

ホオズキカメムシという名前は、このような赤い色をしているからかと思ったら、実際にホオズキにも付くらしい。今回の個体は、サツマイモの葉っぱの上で撮ったのだが、我が家の畑では、ナスビやピーマンなどのナス科の植物が植わっている。ナス科の植物は、枯れたり熟したりしたときに、赤い色になるものがあって、このような赤い色はカモフラージュになるのかも知れない。