スズメノカタビラ

この植物は、春の草として路傍百種で取り上げたいと思いつつ、この2年間チャンスを逸していたものである。取り上げるチャンスがなかったのは、我が家の庭には、それほど多くなかったこともある。春の初めに見つけても、他の植物が次々に出て来て、適当な写真が撮れないうちに、季節が終わってしまっていた。

いつもの植物雑学事典では「やや湿った場所によく見られる」ということだから、我が家の庭は少し乾燥気味なのかも知れない。


(2012/04/15 撮影)

(2012/03/20 撮影)

ところが、今年になって急に増えた。それというのも、友人から不要になった家庭菜園の土を、土のう袋で30袋ほど譲ってもらったので、その土に混じって来たものが、一気に増えたらしい。それで妻は、その友人の名前を冠して○○草と呼んで、せっせと抜いている。夏の草とは違って、簡単に抜けるので、それほど苦にはならないのだろう。

来年以降、どのように増減するかにも注目して行きたい。