クロマツ

朝の日差しも少し秋の気配で、生物もどこか夏枯れの感じが漂っている。秋の生物が出て来るまでの中休みの時期だろうか。

ネタ切れになったときのために、いつかは取り上げるつもりでいくつかの候補を用意している。そのひとつがクロマツで、我が家には2本生えている。



(2010/07/22 撮影)

1本は、前の住人の方が植えていたもので、私たちが住み始めたときには、きれいに剪定されていて、傘型のようになっていた。ところが、伸び放題で放置したので、今さら元のきれいな形に戻せるような状態ではなくなってしまった。それで、適当に枝を減らして、新たに上にもう一段伸ばそうと、一枝だけ残しているのだが、なにかチョンマゲのような感じで、あまり格好がついていない。

幹の感じからすると、かなりの年数が経っているようにも思うが、年数はわからない。春に新芽は伸びるが、たぶん、これまで花が咲いていたことはないと思う。マツポックリも見たことはない。




(2010/07/22 撮影)

もう1本は、私たちが住み始めた2007年の秋に、ほんの数10センチくらいの高さの芽生えが、空いた土地に生えていた。おそらく、絶えず刈り込まれて、草原のようになっていたところに、次に生えてくる陽樹として、生育していたのだろう。種子は、近くの住宅の植木からかあるいは山の方から種子が風で飛んで来たのだろうか。

ある程度大きくなったら、適当なところに移し替えようかと思っていたら、この3年くらいの間にぐんぐん大きくなって、私の背丈を追い越すぐらいになったから、もはや私たちの手に負えなくなって来ている。庭の端っこだから、今のところは、それほど邪魔にはなっていないが、そのうちに枝を伸ばす方向なども考えなければいけなくなるだろう。自然のまま放置した伸び放題の姿として、現時点の写真を掲げておく。