オオトモエ

以下のガは、今朝、カワラヨモギの株に止まっているのを見つけた。写真を一枚撮ったら、飛び去って行ってしまった。




大型で、しかも目玉模様がかなり特徴的だから簡単に同定できるものと思ったが、いつもの岐阜大学のページで、ヤママユガ科のような大型のガに注目してみたが、ぴったりするものに出会えず、結局、大きくなりそうなガをシラミ潰しに見ていって、結局、ヤガ科シタバガ亜科のオオトモエに行き着いた。

「みんなで作る日本産蛾類図鑑」のこのページによれば、幼虫食餌植物がユリ科のサルトリイバラということなのだが、今の我が家の周辺には生えていないから、裏の山などから飛んで来たのだろうか。もちろん、ユリ科ということなら、少し前に触れたアガパンサスにユウスゲ、それに昨年ふれたタカサゴユリが今開花を始めたところで、いっぱいあるのだが。幼虫のイモムシも、かなり特徴的な模様をしているので、もし卵を産んでくれていれば、また見つかるだろうか。

それから、この目玉模様についても、いかにもフクロウかなにかに化けているように思えるのだが、特定のモデルに化けているということでもないようだ。見る動物によって、なにかに見間違えてくれれば、それはそれで利益になるのかも知れない。