ヒロヘリアオイラガとレッドロビン

我が家の前に、レッドロビン(ベニカナメモチ)が生垣のように植えられている(前の住人の人が植えた)。その葉の上に、ヒロヘリアオイラガが付いていた。





このイラガは、7月頃にもかなり付いていて、いったん減ったと思ったのだが、また増えて来たようだ。1ヶ月くらいの間に、一世代が経過したのだろうか。

外見からしても、いかにも「キケンだぞ!」と宣言しているようで、しかも顕微鏡で覗いて見ると、まさに“針山”のようなのだから、危ないことはわかっているつもりだった。それなのに、今年の7月に刺される経験までしてしまった。

生垣に間違って触れて、刺されないようにと、イラガの付いた葉っぱを切り取って、駆除していた。そのときは、少し甘く見ていたのか、手袋もせずに素手でやっていた。左手で葉っぱを押さえて、右手で葉を切り取ろうとしていたら、左手が触れた葉の裏にイラガが付いていたようだ。一瞬、電気が走ったようで、ヤラレタ!と思った。その後は、手の甲全体が、ぼゎーんと腫れてきた。インターネットサイトで検索して見ると、まずは洗って、粘着テープなどでトゲを取ること、その後は、冷やすことと書いてあったので、そのように処置をした。数日間は腫れて、その後は、猛烈にかゆくなってきた。ムカデに噛まれたのと似ているが、痛みも、腫れも、かゆみも、イラガの方が激しいようだ。お向かいの家の人は、腕全体が腫れて、医者に行ったそうだが、何ヶ所も刺されていたら、私もそうしたかも知れない。



レッドロビンは、カナメモチとオオカナメモチの交配によって作られたものだそうだが、近所の家でも、あちこちで植わっている。DIYの店などでも売っている。あまりにもありふれていると思うのだが、ほとんど世話もいらないし、春と秋に新芽が出てくるときには、それなりに美しくて、生垣にする気持ちもわからないではない。今の生垣の形は、以前には植木屋さんが整えていたらしいが、私たちになってからは、なかなか思い切って刈り込めなくて、だんだん乱れてきたようだ。