生ゴミコンポスト

前回、トビズムカデのところで、生ゴミコンポストに触れたので、我が家の生ゴミ処理について触れておきたい。

2009年に「アメリカミズアブと生ゴミコンポスト」という記事を書いた。この記事はアクセス解析によると、月に数十件程度ではあるが、結構コンスタントに読まれているようだ。それだけ、生ゴミコンポストをやっている人には、アメリカミズアブがつきものだからだろうか。

2009年の時点では、DIYの店で買ったプラスチックの生ゴミコンポストがあまりにも悪臭を生じるので、土のうコンポストダンボーコンポストなども試した。どちらの方法も、うまく発酵して、冬の間には湯気を生じる位なのだが、どちらも、生ゴミをしょっちゅうかき混ぜないといけないこと、ダンボール箱や土のう袋が雨に濡れてはいけないので、置く場所が限られること、またいずれにしてもアメリカミズアブの発生は避けられないことなどから、結局、長続きしなかった。

一方、プラスチックのコンポストを少し改良した。すなわち、我が家の庭の土が粘土質で水はけが悪くて、どうしても水がたまるような状態だったのを、下にレンガを敷き詰めて、地面から浮かせるようにした。これで、大雨が降った後や大量の生ゴミを入れた後には、少し水分がたまるようだが、通常は乾燥するようになった。乾燥することで、腐敗臭もそれほどしなくなった。アメリカミズアブも時々発生するようだが、生ゴミの分解を助けてくれているものと、あまり気にならなくなった。

適度に熟成が進んだ部分から取り出して、枯れ草を積んでいるところへ混ぜ込んで、最後は堆肥として利用している。我が家から出る生ゴミは、ほぼ完全に土に戻していることになる。ゴミの減量化にも大いに貢献しているものと自負している。