ハエいろいろ

5月も終わりなので、これまでなかなか同定できずに保留になっていたハエ類を一気に掲げる。ハエ類としては、これまでに11種を取り上げているようだが、○○の一種として掲げているものも多い。ハエ類の同定がそれだけ難しいということだろうし、標本も残さずに、写真を撮るだけでは、こんなものなのだろう。それでも、庭で見たときに、見たことがあるものか初見のものかぐらいは、わかるようになりたい。


ハエの一種



(2012/04/26 撮影)

この種類は、福光村昆虫記の H150 に 外形や胸や眼の色が似ていると思えるのだが、そこのサイトでさえ不明種ということなのだから、私がそれ以上のことを調べられるわけもない。それでも、後で参照できるように、掲げておく。


ハリバエの一種


(2012/05/13 撮影)

この種は福光村昆虫記のヤドリバエ科の H180 に似ているように思えるが、これもまたそれ以上の同定は私にはできそうもない。


ハエの一種(青眼のもの)



(2012/05/19 撮影)

この種もまったく分からないが、青眼ということでは、岐阜大学のこの未同定種に似ている。


アシナガバエの一種


(2012/05/25 撮影)

このような緑色でキラキラしていて、足が長いものは、以前から認識していたし、我が家の庭でも見かけたことはあったのだが、写真に撮れたのは今回が初めてだった。いつもの同定に利用させてもらっている岐阜大学のサイトでも載っている写真を見て、あのハエだなと思っていたので、写真に撮れば同定できるものと思っていたら、この仲間の同定は非常に難しいらしい。結局、翅に斑紋がある場合には、マダラアシナガバエと同定出来るのだが、斑紋がない場合には、アシナガバエの一種ということまでしか同定できないらしい。それでも、福光村昆虫記では、雄は雌に比べて、細くて小さいようなので、この個体は雄ということになるだろうか。


ミバエ? → ムネアカマダラバエ


(2012/05/26 撮影)

このような翅に縞模様が入っているものは、ハエを同定するためにいろいろなサイトを眺めているときに、そのような種類がいるものとは認識していたので、このハエを見つけたときには、どこかに対応する種類が載っているものと思って写真に撮った。

それで、ピンボケの写真しか撮れなかったのだが、どうやらミバエの仲間ではないかと思える。ところが、全体がオレンジ色で、腹部が黒くなっているものは、岐阜大学のサイトでも、福光村昆虫記でも見当たらない。どこかのサイトで、もっとぴったりするものに出会えるかも知れないのだが、まずは掲げておく。


(2013/05/09 追記):他のものを調べていて、いつもの岐阜大学のページで、ハエのところを手当たり次第に開いていたら、どうやら上のハエは、ムネアカマダラバエらしい。翅に縞模様があることから、ミバエではないかとその辺りを探しまわったのだが、腹部が黒くて、残りの部分が赤いという特徴的な色のパターンが、どうしても見つからなかった。ヒロクチバエ科ということで、少し外れていたようだ。後から思えば、サムネイルが小さかったこともあったようだ。キュウリなどの野菜の葉っぱの上で、特徴的な体を震わせ方をしていて、ずっと気になっていたので、一年ぶりに名前が付いて、スッキリした感じである。